若年PCゲーマーのきまぐれ プレイしたゲーム2020 後半
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2020.12.29(Tue)

プレイしたゲーム2020 後半

2020年もあと数日で終わろうとしています。今年はアニメにゲーム、映画と例年に比べてオタクカルチャーにどっぷりつかっていたような気がします。オタク還りの一年です。中でもゲームはかなりの本数をクリアしており、その本数は何と12本。と改めて数えなおしてみると実感よりも少なかったです。特にAAA級の大作はCoDくらいで、ほとんどが数時間でクリアできる小粒なゲームでした。

この記事では今年クリアした作品から印象的だったものをピックアップして紹介します。ラインナップは『Lust for Darkness』『The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -』『キャサリン』の三本です。

【More・・・】

Lust for Darkness

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『Lust for Darkness』はSteamにて成人コンテンツに指定されている作品の中で唯一真面目に作られた作品です(偏見)。この作品のキーとなる要素は「エロス」、作中で乳首や男性器は普通に露出しており、性交シーンも描かれます。成人コンテンツとはいえSteamでここまでできるのかと驚きました。

肝心の中身は2時間半あればクリアできるウォーキングシミュレーターと言っていいでしょう。エロというこの作品のテーマとは裏腹に作りこまれたドロドログチャグチャの地獄の風景を楽しめるのがオススメポイントです。個人的に地獄やエロと言えば『Agony』が一瞬話題となり、その出来の悪さから失望されていったことが思い返されます。
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『Lust for Darkness』の風景はそんな『Agony』に求められた地獄を期待以上の出来で楽しませてくれます。グラフィックの重さやストーリーの詰めの甘さは気になりますが少なくともそのビジュアルの素晴らしさだけは保証できます。

The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -

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『The Missing』はゲーム開発者として知られるSWERY氏がアクセスゲームズの取締役を退任した後に2018年に発表した作品です。SWERY氏といえば僕にとっては『D4:Dark Dreams Don’t Die』の人です。このブログでも取り上げていますがあの作品には未だに狂わされ続けています。なんせ魅力的なキャラクター、不可解な世界観、解ける気配のない謎など面白い要素を好き放題に絡ませた挙句に、何もほどかずに投げ出されたのがあの作品なのですから。

続きは期待できず永遠にシーズン1で止まるのがあの作品である、ということをようやく受け止められました。そこでこの『The Missing』です。結果的に今作が今年最も印象に残った作品となりました。一見薬物常用者の幻覚にしか見えない今作には現実世界の辛さや痛み、そして希望が内包されています。ただこの作品の特異な点はそれがただのゲーム内テキストやムービーで描かれるのではなく、ゲームプレイというプレイヤーにとっての肉体言語で描かれる点にあります。
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上の画像は主人公の現在の状態を表す絵のバリエーションです。骨折、炎上、灰化、欠損などおぞましいパターンが並びます。主人公はなぜか不死身であり、その性質のせいで数々のトラップによって生きたまま責め苦を受けることになります。さらに前に進むためには進んで自身の身を捧げる必要があります。ちぎれた腕を投げたり、首だけになって狭い場所に入ったり、自身の身を焚火代わりにしたりと人の心がない。この痛みを伴う前進というゲームプレイが「すべての人々が自分自身であるということを否定しなくても良い」というこの作品の信念を貫いています。傑作です。

キャサリン

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『キャサリン』は9年前に発表されたADV+パズルゲームです。ファミ通の紙面でその存在を知り「親の前でプレイできねえよ」と思ったことを覚えています。そのキャサリンが2019年Steamで発売されました(おま国、日本語字幕なし・音声あり)。噂の高難易度や俗っぽいストーリーにおびえながら遊んでみると、ストーリーが非常に面白い。浮気と不審死という気になる組み合わせでプレイヤーを先へ先へとグイグイ引っ張っていきます。またパズル部分も難しいのは間違いないながらも、新鮮なゲームプレイを確立しています。

また主人公をはじめとするキャラクターや敵クリーチャーの造形、世界観も抜群によくアニメを好きになるようにこの作品全体が好きになりました。
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各所で指摘されるように性に対する昨今の見方の変化に対応できずにいる点も正直あります。しかし、作品が常に倫理的である必要は無いと思います。作品はいくら倫理に反した表現があろうと、そのように作られた姿のままで存在して構わないと思います。そして、その作品に対する非難もあって然るべきだと思います。ただそれを理由として「こんな作品や表現はこの世から無くしてしまえ」という意見を看過することはできません。それは間違いなく規制という安易な手法への傾倒であり、文化の破壊への一歩に違いないからです。


以上2020年にクリアした作品の中で印象的だったものを紹介しました。他にもマルチプレイでは『R6S』『Valorant』『Apex Legends』『CoD MW』『BOCW』など一つに絞ることなく遊びまわっていました。あ、あと今年はCtrl+Cを使いこなせるようになりました。それでは皆さん良いお年を
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