若年PCゲーマーのきまぐれ A man chooses. A slave obeys. but
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2016.07.01(Fri)

A man chooses. A slave obeys. but


バイオショックシリーズ全作のリマスターを含んだバイオショック コレクションが発表された。

初代バイオショックの発売から実に9年と長い時間が経ったが未だにあの体験を超える作品にはお目にかかれない。

つたない知識で作ったPSの海外アカウント。それはゲームに飢えていた僕にとってはDemo(体験版)の宝庫だった。今思えばあれが洋ゲーとの出会いだった。

ヘリのプロペラで首を切断するウルヴァリン、ブーストの過剰使用で爆発する車(そして放り出されるレーサー)、怒れる戦争の神。どれも衝撃的で今でも鮮明に思い出せる。

しかし、それらのDemoたちの中でも一際記憶に残った作品がある。それがBioshockである。

初めに訳の分からない飛行機でのシーンが導入され無事墜落する。客たちの荷物が沈む中、必死で海面を目指す視点。やっとの事で酸素を確保した視点が捉えたものは、あまりに美しい事故現場。


飛行機の機体が炎上し誰のものとも分からぬスーツケースが浮いている。水面に映る光は先ほどの破壊からは想像も出来ぬほどに艶やかに揺れる。そのまま30秒…1分…「あ、これ俺なの?」視点の正体を知る。

怪しい雰囲気を醸し出す灯台へ光に群がる虫のように惹きつけられていく。大きな扉が不自然に開いているが、なにせ暗い。一寸先どころか何も見えないのだ。

ホラーが苦手な昔の自分にとってのBioshockは数ヶ月の間ここで幕を閉じていた。怖すぎて体験版を積んでいた。あまりに不可解なシチュエーションだったのだ。

昼間ならとコントローラーに汗を滲ませながら一心不乱に暗闇の中を歩く。数秒間歩くことにあれだけの労力と勇気を使ったのは後にも先にもこれくらいだった。

特に何もなくアッサリと火がひとりでに灯され怪しすぎる潜水艦が登場し搭乗する。後の親友となるライアン君の演説を全く理解できないまま潜水艦は進む。そう「ラプチャー」へ。

ラプチャーはもはや恐怖で溢れていた。頭のおかしい人間とも、化け物とも言えぬ「何か」が「何か」を殺し機械のような「何か」に撃退される。

そんな一部始終を潜水艦の中で震えながら見せられ「じゃあこれで」とレンチ一つで放り出される。頭の中は不条理に対する「なんで?」で一杯になる。ラプチャーという名前さえ正確に記憶できないままであった。しかしここで引き返すのも夢に出そうなのでと「意味不明都市ラプ…なんとか」へと歩を進める。

レンチで道を拓き明るい部屋に出て安堵したのもつかの間。奇声と鈍痛。正確には鈍い音と画面には赤いダメージ表示。しかし、これだけで「頭のおかしい何かに死角からぶん殴られたのだな」ということがありありと伝わってき、一心不乱にレンチを振るう。

人間の肉と骨そして血液が混ざったすこし湿っぽい音。一撃ごとに血の通った生き物を攻撃したという実感が溢れる。頭が変になりそうになりながらも敵を倒しその持ち物をすべて奪う快感にプレイヤーは気がつく。

それからもビッグダディ、リトルシスター、ドリルで殺される敵、プラスミドと理解の追い付かない展開が続く。独り言が止まらない敵に怯えながらもDemoは終わりに近づく。

結局よくわからないまま終わってしまうのだがその意味不明な世界観、狂気に当てられた人々、そして気づいてしまった戦闘の楽しさ。これら全てに僕は魅了されて製品版を手に取ることになった。

なぜか大昔の僕のBioshock体験版レポになってしまったが、これを僕に書かせるまでにこの作品は魅力的で衝撃的であったということで、ご勘弁いただきたい。
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